BD-1やPacific18のステムヒンジ(Stem Hinge Set)交換方法
BD-1 Stem Hinge Set のヒンジレバーの裏側がサビサビになっていたり、側面のピンが入る穴が広がってしまって、ハンドルステムがガクガクしたりはしていませんか?
目次
ステムピンの取り外し
まず、ハンドルを畳んだ状態にして自転車に装着されているステムを確認してください。
ハンドルステムの側面からピンが刺さっており、内側はC型のクリップで固定されて、ピンが抜けない構造になっていると思います。
この狭い隙間にうまく差し込める工具はなかなかありませんから、C型クリップの切れ目を上側に向けて、マイナスの精密ドライバーなどでグリグリ横にずらします。
ピンをクルっと回して、C型クリップの切れ目がない方を上に向けて、先ほどとおなじようにマイナスの精密ドライバーなどでグリグリ横へずらせれば外す事が出来ると思います。
最後に左右のピンを引き抜けば、ステムヒンジセットは外れます。
ステムの傷み具合を確認する
次に、ステムヒンジセットに付属している 新しいピン をハンドルステムの脇から装着してみましょう。
新しいステムのピンが途中までしか刺さらずに止まってしまう場合、この部分の穴は広がっておらず、ピンの交換は必要ありませんから、初めに付いていたピンとC型のクリップを使用して、外した反対の要領で元へ戻します。
- 不器用でなかなか元の形に戻せなーい!
- ピンの脇がサビサビになっているから交換したーい!
- 外す時にC型のクリップなくしちゃった!
と言う場合は、新しいピンを使う事にしましょう!
ステムの穴を広げる
※スムーズに新しいピンが差し込み出来た場合、この項は飛ばしてください。
初めに装着されていたピンの外径は5.8mmで、ステムの穴は6.0mmです。
新しいピンの外径(太い部分)は6.1mmですから、ドリルと、6.3mmのドリルビットを用意してハンドルステムの脇の穴を少し大きく広げます
新しいステムピンの取り付け
新しいピンをハンドルステム横から差し込んで、割りピンをステムピンに開いている穴に通します。
割りピンが通ったら、抜けないようにペンチなどを使用して画像のように曲げてあげれば作業終了です。
交換後の調整方法は 「BD-1やPacific18のハンドルステムヒンジ調整方法」をご確認下さい。