自転車のチェーンリングカバーは必要?不要?
スポーツ自転車の前ギヤ(チェーンリング)には、カバーが付いている物と付いていない物があるけれど、どちらを買ったら良いのだろう? そもそもチェーンリングのカバーは必要なのか?不要なのか?スポーツ自転車初心者の方からとても多い質問にお答えします。
目次
チェーンリングカバーが付いている理由
自転車屋に並んでいるスポーツ自転車を眺めていると、フロントチェーンリング(前側のギザギザ) にカバーが付いている物と付いていない物が並んでいます。
しかも、値段の安い物には付いていて、値段の高い物には付いていないのです。
この、チェーンリングカバーを付ける最大の理由は、
「ズボンが汚れないっぽい」雰囲気を醸し出してくれると言う点です。
そして自転車屋の店員は、「ズボン汚れちゃわないですかぁ~?」と言う初歩的な質問から解放されるのです。
値段の高い自転車は購入される方の殆どが経験者ですから、その質問をしないので、チェーンリングカバーは付けておかなくて大丈夫なのです。
チェーンリングカバーが付く事のメリット
チェーンリングカバーが付く事で得られるメリットは、フロントディレーラー(変速機)のセッティングがずれてしまった時に、チェーンがチェーンリングの外側に落ちてしまう可能性が低いと言う事と、チェーンリング(ギザギザの歯)とチェーンの間にズボンの裾が絡まってしまう可能性が低いと言う所です。
チェーンリングカバーは有っても無くてもズボンの裾は汚れてしまいますし、普段から点検調整をしておけばチェーン外れもありません。
チェーンリングカバーが付く事のデメリット
反対に、チェーンリングカバーが付いていた為に起こるデメリットは、重量がほんの僅かですが重たくなる事。
チェーンリングカバーが歪んだり、割れたり、欠けたりしてしまった場合、ズボンの裾は無い場合よりも酷い事になってしまいますし、足を切ってしまう可能性もあります、更にフロント側の変速不良やフロントディレーラーの破損の要因にもなり得ます。
そのような理由で、チェーンリングカバーが割れたりした場合はすぐに外すか、交換してください。
何が一番良い方法か?
チェーンリングカバーが付いていない場合
- チェーンリングとチェーンの間にズボンが挟まります。
- チェーンの脇を足が通った時にズボンの裾が汚れます
チェーンリングカバーが付いている場合
- チェーンリングとチェーンの間にズボンは挟まりません
- チェーンの脇を足が通った時にズボンの裾が汚れます
ズボンバンド装着の場合
- チェーンリングとチェーンの間にズボンは挟まりません
- チェーンの脇を足が通った時にもズボンは汚れません
結論
チェーンリングカバーは付いていても良いのですが、チェーンリングカバーが割れた時には直ぐに交換する事と、 ズボンが汚れないようにする為にはチェーンリングカバーではなく、ズボンバンド(アンクルバンド)が必要です。