ハンドルステム(アヘッドステム)の規格と部品
スポーツタイプの自転車に取り付けされているハンドルとフロントフォークを繋いでいるハンドルステム(アヘッドステム)の長さや角度、各部の名称と規格について説明します。 ハンドルステムは長さ、角度、コラム径、ハンドルクランプ径など色々な種類があり、一つでも間違えると、うまく取付できなかったりしますから、ノギスなどを使ってシッカリ測りましょう。
目次
アヘッドステムのフォークコラム径
フロントフォークが差し込まれる部分の内径です。
最近は殆ど28.6mmに統一されているのですが、鉄フレームの自転車は25.4mmが使われている事が多く、昔のマウンテンバイクなどには31.8mmが使われている事もあります。
- 25.4mm スタンダードサイズ
- 28.6mm オーバーサイズ
- 31.8mm エボサイズ、フィッシャーサイズ、スーパーオーバーサイズと呼ばれます。
フロントフォークの外径と、ハンドルステムのフォークコラム径が合わない場合は「ステアリングコラムシム」を間に挟んで対応させます。
アヘッドステムのハンドルコラム径
アヘッドステムにハンドルが差し込まれる部分の内径です
最近のスポーツバイクは殆ど31.8mmに統一されてきているのですが、低価格帯の自転車や古い物は要注意です
ハンドルの外径と、ステムのハンドルコラム径が合わない場合は「ハンドルシム」を間に挟んで対応させます。
ハンドルステムの長さ
ハンドルステムの長さはフロントフォークが差し込まれる部分の円の中心から、ハンドルが差し込まれる部分の円の中心までを測ります。
ハンドルステムの角度
ハンドルステムの角度は、水平からどのくらい上下しているかになり、7d(7度)、17d(17度)などと記載されます。
上下逆に取り付ける事もできます。
ハンドルステム付近の部品
ハンドルステム上部のキャップは「アヘッドキャップ」と呼び、ハンドルステムの下側に差し込まれるリングは「コラムスペーサーと呼びます」
ハンドルステムの上下の向きを変えたり、コラムスペーサーの位置や厚みを変える事でハンドルの高さを細かく調整する事ができます。