Birdy(バーディー)のディスクブレーキを調整してみよう
Birdyのディスクブレーキからシャラシャラと音が出る場合はブレーキローターとブレーキパッドが擦れている可能性がありますからブレーキキャリパーの調整を行いましょう
目次
- はじめに
- Birdyフロントディスクブレーキ調整の注意点
- Birdyリアディスクブレーキ調整の注意点
- Birdy Sport Disc のディスクブレーキ調整方法
- Birdy Standard Disc (Bengal MB-700) のディスクブレーキ調整方法
- Birdy Standard Disc (Avid BB5) のディスクブレーキ調整方法
はじめに
オートバイなどはブレーキパッドとブレーキローターが多少接触していてもエンジン音の方が大きくて気にならないのですが、 自転車は走行中に音が殆どしませんから、ブレーキから「シャラシャラ」音が出るのはとても気になりますよね。
新品で、まだワイヤーやブレーキが馴染んでおらず、時々音が出ると言う場合は少し放っておけば解消されると思いますが、 ブレーキローターやブレーキパッドを交換したり、ホイールを交換したり、スタンドや泥除けを取り付けた後にローターとパッドが接触するようになった場合は当然調整が必要になりますから、その調整方法を説明させて頂きます。
Birdyフロントディスクブレーキ調整の注意点
Birdyのフロントのディスクブレーキ調整で、ブレーキキャリパーの位置を動かしたい時には フロントフォークとディスクブレーキキャリパーを固定しているボルト2本を緩めて調整を行いますが、 フロントスプリングのロックを外して調整してしまうと正確な調整ができませんので、 フロントスプリングのロックは外さずに調整を行って下さい。
Birdyリアディスクブレーキ調整の注意点
自転車に取り付けしたスタンドによりかかった状態では正確なブレーキのセッティングができません。 必ずメンテナンススタンドを使用し、自転車が真っすぐ立っている状態でセッティングを行って下さい。
※ただし、Birdyにスタンドを取り付けされている場合、スタンドは取り付けた状態のままスタンドは跳ね上げてセッティングを行って下さい。
Birdy Sport Disc のディスクブレーキ調整方法
Birdy Sport Disc には絵のような TRP Spyre と言うブレーキキャリパーが取り付けされています。
このブレーキキャリパーは、ワイヤーを引っ張ると左右のピストンが同時に飛び出してくる仕組みになっています。
下記の要領でブレーキパッドやキャリパーの位置を調整できますのでブレーキパッドがローターにぶつからないように調整を行って下さい。
ディスクブレーキキャリパーの外側から3mmの六角レンチで、外側ピストンの初期位置(飛び出し具合)を調整できます。
ディスクブレーキキャリパーの内側から3mmの六角レンチで、内側ピストンの初期位置(飛び出し具合)を調整できます。
ディスクブレーキキャリパーの固定ボルトを5mmの六角レンチで緩めて頂くと、 ディスクキャリパーの横移動と角度を変える事ができますので、 ディスクローターがパッドにぶつからないように調整して下さい。
Birdy Standard Disc (Bengal MB-700) のディスクブレーキ調整方法
Birdy Standard Disc(初期モデル)には絵のような Bengal MB-700 と言うブレーキキャリパーが取り付けされております。
このブレーキキャリパーは、ワイヤーを引っ張ると外側のピストンだけが飛び出してくる仕組みになっています。
下記の要領でブレーキパッドやキャリパーの位置を調整できますので ブレーキパッドがローターにぶつからないように調整を行って下さい。
外側はワイヤーを引っ張るとピストンが押し出されるだけですから、ピストンの初期位置(飛び出し具合)はワイヤーを引っ張って調節します。
ディスクブレーキキャリパーの内側から5mmの六角レンチで、内側ピストンの初期位置(飛び出し具合)を調整できます。
ディスクブレーキキャリパーの固定ボルトを5mmの六角レンチで緩めて頂くと、 ディスクキャリパーの横移動と角度を変える事ができますので、ディスクローターがパッドにぶつからないように調整して下さい。
Birdy Standard Disc (Avud BB5) のディスクブレーキ調整方法
Birdy Standard Disc(現行モデル)には絵のような Avid BB5 と言うブレーキキャリパーが取り付けされております。
このブレーキキャリパーは、ワイヤーを引っ張ると外側のピストンだけが飛び出してくる仕組みになっています。
下記の要領でブレーキパッドやキャリパーの位置を調整できますので ブレーキパッドがローターにぶつからないように調整を行って下さい。
外側はワイヤーを引っ張るとピストンが押し出されるだけですから、ピストンの初期位置(飛び出し具合)はワイヤーを引っ張って調節します。
ディスクブレーキキャリパーの内側からT25の星形レンチで、内側ピストンの初期位置(飛び出し具合)を調整できます。
※泥や砂が噛み込んで動きが渋くなっていなければ、赤いダイヤルを手で回せば工具を使用しなくても調整できます。
ディスクブレーキキャリパーの固定ボルトを5mmの六角レンチで緩めて頂くと、 ディスクキャリパーの横移動と角度を変える事ができますので、ディスクローターがパッドにぶつからないように調整して下さい。
さらに、ディスクブレーキキャリパーの傾きも調整できますから、優秀と言えば優秀ですが、ブレーキキャリパー固定ボルトを緩めてしまうと 3次元での調整が必要となりますので、少し根気は必要かもしれません。
また、キャリパーを取り外した後にボルトの間に差し込む凹凸のカラーの向きが分からなくなってしまった場合は画像のように凹凸のカラーを差し込んでください。