Birdy(バーディー)のサドルとハンドルの距離を調整してみよう
「ハンドルがもう少し近くならないかな?...」「ハンドルがもう少し遠くなればなぁ~...」とお悩みの方へ!! BirdyやBD-1のサドルとハンドルの距離を調整し、快適なライディングポジションを実現する為のマニュアルです
目次
サドルを少しだけ前後させてみたい
- Birdyの場合はシートピラー側面のボルトを5mmの六角レンチで緩める事でサドルの角度を変えたり、前後を動かす事やサドルを取り外す事が出来ます。
- BD-1モノコックの場合はシートピラーの裏側のボルトを5mmの六角レンチで緩める事でサドルの角度を変えたり、前後を動かす事やサドルを取り外す事が出来ます。
- 年式の古いBD-1の場合はシートピラー前後のボルト6mmの六角レンチで緩める事でサドルの角度を変えたり、前後を動かす事やサドルを取り外す事が出来ます。
サドルをたくさん前後させてみたい
年式の古いBD-1では無理ですが、BirdyやBD-1モノコックでしたら、シートピラーからサドルを取り外し、シートピラーを180度ひねってサドルを取り付けし直す事で30mmくらいサドルを移動させることができます。
※2本のボルトでサドルを固定している年式の古いBD-1でも BD-1 One Fix Pillar に交換する事で15mm程度はサドルを移動させることができます。
サドル固定の注意点
殆どの場合、サドルのレールには「この間でサドルを固定して下さい!!」 と言うリミットラインがプリントされています。
もし、レールにリミットラインの記載がない場合は、レールの折り曲がっている部分から10mmは隙間をあけるようにして下さい
画像のようにリミットラインを越えて取り付けしてしまうと、レールが破断してしまいます
ハンドルステムを確認する
Birdyのハンドルステムは上下にハンドルを上下する事ができるアジャスタブルタイプの21度、10度と、固定式の19.2度の3種類が出ています。
Birdy Classic や Birdy Air は19.2度。それ以外のBirdyは年式によってステムの角度は変わりますが、21度か10度が標準で装備されます。
ハンドルステムに分度器を当てて頂ければ角度がわかりますが、自転車を横から見てハンドルステムヒンジ部分の中心線を通るように地面から垂直に線を伸ばした時に、 その線よりも手前にハンドルがある場合、ハンドルステムの角度は 10D(10度)で、その線よりも前方にハンドルがある場合、ハンドルステムの角度は21D(21度)です。
ちなみにBD-1に装着されているステムの角度は以下の通りです
- BD-1 Comfort 10度 (Adjustable)
- BD-1 Standard 17度
- BD-1 Speed 25度
ハンドルを少しだけ前後させてみたい
Birdy Classic 、 Birdy Air 、BD-1 の固定式ではできませんが、アジャスタブルタイプの21度か10度が標準で装備されているモデルでしたら、 ステムの上側を180度回転させる事でハンドルを20mmくらい前後に移動させる事が可能です
ハンドルステム上部の向きを変える方法
- ハンドルステム上部を引き抜きます
- 内部のスプリングと金色のボタンの向きを180度入れ替えます
- ハンドルステムの向きを変えて差し込みます
※ステムからハンドルを外すために4mmの六角レンチと、内部スプリングの向きを変えるのにラジオペンチをご用意頂くと良いと思います
ハンドルをたくさん前後させてみたい
ハンドルをたくさん前後させるには、ハンドルステムの交換が一番です。
現在装着されているステムの角度やステム上部の向きによってもかわりますが、アジャスタブルステムの10度と21度の交換で40mmほど変わり、さらにステム上部の組み換えで20mmくらい変わりますから 最大で60mmくらいは水平方向にハンドルの位置を変更する事が可能です
折り畳み自転車の場合は、折りたたむ都合上、身長や体型に合わせた様々なサイズのフレームを作る事ができませんから、 サドルの前後やハンドルの前後を調整する事で快適なライディングポジションを実現できるBirdyはさすがだなぁ~と思います。