Birdy Monocoque(バーディー モノコック)の折りたたみ方法と展開方法
ライズアンドミューラー Birdy Monocoque(バーディー モノコック)の折りたたみ方法と展開方法を解説させて頂きます
目次
はじめに
久しぶりに乗ろうと思ってBirdy Monocoqueを倉庫から出してきたのは良いけれど、折りたたみや組み立ての方法を忘れてしまった...。
説明書もどこに行ったか分からない...。なんていう時に役立てて頂ければと思います。
また、丸形フレームの Birdy Classic (バーディークラシック) とモノコックフレームの Birdy Monocoque(バーディーモノコック)では折りたたみの方法が異なりますので、 Birdy Classic (バーディークラシック) をお持ちの方は下記のページをご覧下さい。
Birdy Monocoqueを折りたたむ前の下準備
後輪を浮かせてペダルを回しながらシフトレバーを操作し、ギヤを7段に入れて下さい。
シートピラーのメモリ18がフレームの中に隠れて見えない場合は、シートクランプのクイックレリーズレバーを開いてメモリ18が見えるようにセットします。
右側のペダル(クランク)を時計の針で10時を指すようにセットし、ハンドルを少し左側に切ります
Birdy Monocoqueの折りたたみ方法
自転車左側にFishborn(フィッシュボーン)と呼ばれるリアフレームを固定する樹脂の金具がある事を確認して下さい。
フィッシュボーンを外側に開きながら自転車を持ち上げます
※ハンドルは左に切ったままにしておいて下さいね。
後輪をクルンと前方に回して地面に置いてしまいます
Birdy Monocoqueを地面に置いたとき、右ペダル(クランク)が〇の位置になっていれば良いのですが×の位置になっている場合は最初からやり直してください。
シートピラーを固定しているクイックレリーズレバーを開きます。
サドルを一番下まで降ろします。
サドルが一番下まで下がらずに途中で止まってしまう場合は、後輪をシッカリ上に持ち上げると サドルを一番下まで降ろす事が出来ます
フロントスプリングのストッパーレバーを押してフロントスプリングを切り離します
スプリング部分を持って前輪をクルっと後方に回します
この時、フロントタイヤストッパーに前タイヤを擦りながらしっかりタイヤをフロントフォークの下面にぶつかるように持ち上げます。
ステムヒンジレバーのボタンを押しながらレバーを開きます
ハンドルを倒せばBirdy Monocoqueの折りたたみが完成です
Birdy Monocoqueの展開方法
ハンドルを起こしてステムヒンジレバーを閉じます
フロントフォークのスプリング部分を持って前輪をクルっと前方に回します
スプリングストッパーレバーを押してフロントスプリングを固定します
サドルを固定しているシートクランプのクイックレリーズレバーを開きます
サドルを上げるのですが、この時必ずシートピラーのメモリ18は見えるようにしてシートクランプのクイックリリースレバーを閉じます。
サドルが硬くて上がらない場合は後輪を少し上に持ち上げるとサドルをスムーズに上げる事が出来ます
サドルを持って自転車を持ち上げ、スイングアームをクルンと後方に回します
自転車左側のフィッシュボーンがカチンと嵌まれば完成です。
注意して欲しい事
Birdyのディスクブレーキ付きモデルで展開後に前ブレーキの引きしろが少なくなったり、前ブレーキ効きっ放しになってしまう事があります。
原因は折りたたみや展開をした時に、前ブレーキワイヤーが引っ張られてしまい、 ブレーキキャリパー側のアジャスターバレル(ワイヤーの張り具合を調整するネジ)から ブレーキアウターケーブルが外れ、アジャスターバレルの外側(黄色矢印)に 引っかかってしまっている可能性が高いです。
① フロントフォークのピボット部分(薄青色矢印)に引っかかって、 フォーク下側のブレーキケーブルが引っ張られた場合。
② フロントフォーク上側のブレーキケーブルが引っ張られた場合。
対処方法は ③ のようにアジャスターバレルの中に(赤色矢印)ブレーキケーブルを収め、 折りたたむ際にブレーキケーブルが引っ張られず、 尚且つフロントフォークのピボット部分に引っかからないように フォーク下側に飛び出しているブレーキケーブル(緑色矢印)の長さを調節して下さい。
Birdyモノコックの展開後、ケーブルが画像左側のようにハンドルステムに絡まっている場合は、 かならず画像右側のように3本のケーブルがハンドルステム前側にくるようにハンドルを1回転させて下さい