Pacific CarryMeのハンドルが固定できない場合の対処方法

Pacific CarryMe(キャリーミー)のハンドルが固定できずに抜けてしまう場合の対処方法を解説します

 

目次

 

はじめに

キャリーミーのハンドルを緩める時にクイックレリーズのレバーを緩めすぎてしまうとハンドルがフレームから抜けてしまい、ハンドルが固定できなくなってしまいます。

2013以前のキャリーミーと2014年以降のキャリーミーでは、ハンドルの形状は違いますが、原因と対処方法は同じですから、部品の名前や構造、もとの状態に戻す手順を説明させて頂きます。

2013以前のキャリーミーと2014年以降のキャリーミーのハンドル

 

部品の名前

部品の名前

 

使用する工具

使用する工具

  • 10mmボックスレンチ

 

ハンドルまわりの構造

ステムライザーインナーワイヤー (Pacific CarryMe Stem Riser Inner Wire) は、ハンドルが抜けてしまわないようにする為と、 ハンドルを必要以上に上げてしまわないようにする為に、ウスとブレーキのボルトを繋いでいます。

ステムライザーインナーワイヤーの意味

 

そして、ハンドル最下の部分とウスは斜めに切られており、クイックレリーズのネジを締めて行くとウスが上に上がって来て、フロントフォークの内部で固定される仕組みになっています。

ウスの役割

 

ハンドルが抜ける原因

ハンドルが抜けてしまった原因はクイックレリーズを反時計回りに緩めすぎてしまい、 クイックレリーズのシャフトとウスが外れてウスがフロントフォークの下まで落ちてしまったと言う事です。

ハンドルが抜ける原因

 

対処方法

既にハンドルは引き抜けていると思いますので、10mmのボックスレンチを使用して前ブレーキキャリパーの固定ナットを外し、ブレーキをフロントフォークから外します

前ブレーキの固定ナットを外す

 

これでブレーキとステムライザーインナーワイヤーの連結は外れており、自転車をひっくり返せばウスが落っこちて来ますので、クイックレリーズをウスにねじ込んでフロントフォークの中に戻します。

クイックレリーズをウスにねじ込んでフロントフォークの中に戻します

 

最後にステムライザーインナーワイヤーの輪っかにブレーキキャリパーのシャフトを通して10mmのボックスレンチで前ブレーキを固定すれば完成です。

※特別な工具や技術は必要ありませんが、ステムライザーインナーワイヤーの輪っかにブレーキのシャフトを通すのが少し時間がかかるかも知れません。

前ブレーキを固定すれば完成です

 

これにて作業は終了です。今後はハンドルのクイックレリーズを緩めすぎないように注意して下さいね。お疲れ様でした。m(__)m