CarryMeのQR Washerを交換する方法

キャリーミーでサドルが固定できない。ハンドルが固定できない。と言う場合はクイックレリーズレバーのQR Washerが擦り減っている可能性が高いですからQR Washerを交換する方法を解説します

 

目次

 

はじめに

CarryMeのハンドルを畳めば畳むほど、サドルを上下すればするほどQR Washerは擦り減ってきますから、定期的に交換が必要な消耗品です。

初めはそんな事なかったと思うのですが、だんだんクイックレリーズのレバーにかなり力を入れないとハンドルやサドルが固定できなくなってきますよね。

最終的にはクイックレリーズのレバーが変形するほど力を入れないと固定できなくなりますし、レバーはシッカリ固定したはずなのに振動で開いてしまったりします。

力一杯締め過ぎて、クイックレリーズのレバーが曲がってしまっている物も良く見かけます。

また、キャリーミーを組み立てる時に焦っていると、QR Washerとクイックレリーズの角度が90度ずれた状態で固定してしまい、この場合は一発で変形してしまいます。

QR Washerの変形する理由

 

QR Washerの黒い樹脂部分が薄っぺらくなっていたり、クイックレリーズレバーの後がくっきり残っている場合は交換しましょう!!

QR Washerの変形

 

QR Washer付近の部品名

シートクランプ部分の部品

 

※シートクランプは年式によってサイズが異なりますが、QRワッシャーは全年式対応です

シートクランプ部分の部品

 

ハンドル付近の部品 ~2013

ハンドル付近の部品 ~2013

 

ハンドル付近の部品 2014~

ハンドル付近の部品 2014~

 

シートクランプ部分のQRワッシャー交換方法

シートクランプのQRワッシャーを交換するのは簡単です。

サドルを上下する時の要領でクイックレリーズレバーを開いて、ナットを反時計回りに回せばクイックレリーズレバーとQRワッシャーが取り外せますから、 新しいQRワッシャーを差し込んで元の状態に戻すだけです。

シートクランプ部分の交換方法

 

ハンドルのQRワッシャー交換に必要な工具

・2014年モデル以降のモデルには 10mmのスパナと10mmのボックスレンチが必要です

・2013年モデル以前のモデルには 9mmのスパナと10mmのボックスレンチが必要です

ハンドルのQRワッシャー交換に必要な工具

 

2014年モデル以降のハンドルQRワッシャー交換方法

自転車の外側からは見えませんが、ステムライザーワイヤーがピンと張っていると、ブレーキを外すのが難しいですから、クイックレリーズレバーを開いてハンドルを下げ、 ステムライザーワイヤーを弛ませます

ハンドルを下げてステムライザーワイヤーを弛ませる

 

10mmのボックスレンチでブレーキキャリパーのナットを緩め、ブレーキをフロントフォークから外すとハンドルをフロントフォークから引く抜く事ができます

ブレーキをフロントフォークから外す

 

クイックレリーズを反時計回りへ緩めて行くとウスとステムライザーワイヤーが外れますから、ハンドルからインナーシャフトと一体になったクイックレリーズを引き抜きます

ハンドルからクイックレリーズを引き抜く

 

インナーシャフト上部の切り欠きに10mmのスパナを差し込んで、クイックレリーズを反時計回りに回して行くと、クイックレリーズ、QRワッシャー、弦巻バネを外す事ができます

ハンドルからクイックレリーズを引き抜く

 

QRワッシャーを新しい物に交換して、今までの手順を反対に進めて行けば作業が終わると思いますが、弦巻バネは必ず細い方が下に来るようにセットして下さい。

弦巻バネの注意点

 

2013年モデル以前のハンドルQRワッシャー交換方法

自転車の外側からは見えませんが、ステムライザーワイヤーがピンと張っていると、ブレーキを外すのが難しいですから、クイックレリーズレバーを開いてハンドルを下げ、 ステムライザーワイヤーを弛ませます

ハンドルを下げてステムライザーワイヤーを弛ませる

 

10mmのボックスレンチでブレーキキャリパーのナットを緩め、ブレーキをフロントフォークから外すとハンドルをフロントフォークから引く抜く事ができます

ブレーキをフロントフォークから外す

 

クイックレリーズを反時計回りへ緩めて行くとウスとステムライザーワイヤーが外れますから、ハンドルからインナーシャフトと一体になったクイックレリーズを引き抜きます

ハンドルからクイックレリーズを引き抜く

 

インナーシャフト上部の切り欠きに9mmのスパナを差し込んで、 クイックレリーズを反時計回りに回して行くと、クイックレリーズ、QRワッシャー、スペーサー、ヘッドキャップを外す事ができます

ハンドルからクイックレリーズを引き抜く

 

QRワッシャーを新しい物に交換して、今までの手順を反対に進めて行けば作業が終わると思いますが、トップキャップは平らな方が上に来るようにセットして下さい。

ヘッドキャップの注意点