ママチャリの後ブレーキからギーギー音が出る場合の対処方法
ママチャリやシティーサイクルの後ろブレーキを握った時に「ギーギー」と言う鉄と鉄が擦れるようなひどく耳障りな音が出る場合はグリスが切れているかも知れません。それを判断する方法と対処する方法を説明します。
目次
後ろブレーキの種類を確認する
ママチャリの後ブレーキは殆どこの3種類に分かれます。
左からローラーブレーキ、バンドブレーキ、サーボブレーキと言う名称ですから、まずブレーキの形状を確認してください。
ギーギー音の原因
ブレーキを握った時に「キーキー」ではなく、「ギーギー」と言う鉄と鉄が擦れるようなひどく煩わしい音が出ている場合、ブレーキの形状を確認すると、「ローラーブレーキ」の形をしていると思います。
ローラーブレーキは内部のローラーを外側のブレーキシューに押し付けて制動力を得る仕組みなのですが、グリスが切れてしまうと、ローラーと、内側にあるカムの接触面から「ギーギー」と言う音が出てしまいます。
修理前の確認と準備
まず、ローラーブレーキのグリス注入口を確認してください。
黒いゴム製のキャップが付いていれば、そのまま続行で良いのですが、白いプラスチック製のキャップが付いている場合、外したキャップを元の状態に戻すのが結構大変なので、グリスと一緒にキャップも購入した方が良いと思います。
用意する道具と材料
- シマノローラーブレーキグリス
- シマノ ローラーブレーキ用グリスホールキャップ
- 精密ドライバーのマイナス
※シマノ ローラーブレーキグリスは 100g入りと10g入りの2種類がありますが、自転車屋を始めるのでなければ10g入りで間に合います。
修理方法
- ローラーブレーキ用グリスホールキャップをマイナスドライバーで抉るようにして取り外し、ローラーブレーキグリスを5g程度注入します。
- 車輪を回して後輪のブレーキを何回か握ります。
- 音が消えれば良いのですが、まだ音が出る場合は残りのグリス全てを注入します。
- グリスホールキャップを取り付けて作業終了です